日本の伝統的な行事のひとつに「十五夜」があります。普段は忙しくて夜空を眺める余裕がないという人も多いとは思いますが、十五夜の夜には窓辺でキレイな月を眺めてみませんか。
月の満ち欠けや月の模様については、子供の頃に習っていると思いますが、大人になると忘れてしまうことも多いですよね。そこで今回は、月の基本的な知識をご紹介します。あらためて調べてみると、月の神秘的な面白さに気づくかもしれません。今年の十五夜が楽しみになるよう、ぜひ読んでみてくださいね!

月の満ち欠けの基本をさくっとおさらい!

出典:Shutterstock

月は一定の周期で満ち欠けを繰り返しています。その形から、新月、三日月、上弦(下弦)の月、満月など、さまざまな呼び名がありますよね。満ち欠けは太陽と地球、そして月の位置関係によって決まります。

新月は、地球から見える部分に全く光が当たらないため月の姿が見えません。逆に満月は、地球から見える部分にまんべんなく太陽の光が当たり、月がキレイに丸く見えます。

月のもようは国や地域によってさまざま!

月の模様は、日本では「餅をついているうさぎ」というのが一般的です。このように、月の模様は国や地域によってさまざまなものに例えられています。たとえば、カナダではバケツを運んでいる女性、南ヨーロッパではカニ、アラビアではライオンなど。その国の習慣や馴染み深いものに例えられていることが多いですが、その他にも神話や伝説などが関わっているものも多いそうです。

ちなみに月の自転と公転の周期は同じなので、地球には常に同じ面が向けられています。角度の違いはありますが、模様自体は同じはずなのに、さまざまな例え方があるのは興味深いことです。
たくさん例え方があるので、興味がある方はぜひ調べてみてください。日本では馴染みのないものばかりで面白いですよ。

十五夜でも満月とは限らない

十五夜の日のお月様は、毎年「満月」だと思っていませんか?実は、そうでもないのです。新月から満月になる周期はおおよそ15日といわれていますが、月の満ち欠けの周期には多少のズレが生じるため、十五夜の前後が本当の満月ということもあります。
ただ、1~2日程のズレだと肉眼ではほぼ分からないので、満月でなくても十五夜に綺麗な月を楽しむことができます。

2017年の十五夜はいつ?満月にあたる?

十五夜は旧暦の8月15日にあたる日に設定されており、2017年の十五夜は10月4日で、満月は2日後の10月6日です。今年も満月は少しズレるようですが、十五夜の10月4日でも綺麗な丸いお月様が見られることでしょう。

十五夜は別名「中秋の名月」とも呼ばれています。旧暦では秋とされていた7~9月の中間の8月が秋の中頃ということで、「中秋」と呼ばれるようになったそうです。また、この時期の空は1年を通しても最も澄んでいてきれいな時期なので、「名月」ともいわれています。
その他にも芋類の収穫の時期を迎えることから、収穫を感謝する意味で「芋名月」と呼ばれることもあります。

日頃忙しく生活しているとお月様をゆっくり見る時間はないと思いますが、十五夜は夜空を見上げる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
お団子を準備したりすすきを飾ったりすることで、伝統にも触れることができますし、夜風の心地よい季節に窓辺で月を見上げれば、日常の忙しさから解放されて心も落ち着くことでしょう。
豆知識を得ると、その分行事が楽しみになります。今年の十五夜もキレイなお月様が見られますように、天気に恵まれることを祈りましょう。

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