お正月に食べる料理といえばやはり、おせち料理ですよね。近頃では三段重や二段重のおせち料理が主流となっていますが、四季を表すという意味からも、昔は四段重のおせち料理が一般的でした。
今回は、おせち料理の四の重につめる料理の種類や、味付けについて簡単にご説明いたします。

一つ一つの料理に意味がある

目にも美しいお正月にふさわしい料理「おせち料理」ですが、見た目が美しいだけではなく、つめられた食材や料理にはそれぞれ縁起を担ぐ意味もあります。
例えば、おせち料理の定番となっている数の子には、子孫繁栄の意味が、黒豆には、健康でまめに働けるように、という願いが込められています。
願いに合わせて食材を選ぶのも、おせち料理を作る際の一つの方法です。

四の重は与の重と表す

おせち料理の重箱の四段目にあたる四の重は「与の重」と書き表します。これは、四の重の「四」という数字が「死」を連想させることから、縁起があまり良くないとされているためです。このようなことからも、縁起を大切にする昔の人々の心遣いが伝わってきますね。
このほかにも、重につめる料理は別れを連想させないよう、必ず奇数にするというしきたりもあります。

おせち料理はつめる順番が決まっている

福を重ねるという縁起の良い意味から、重箱が使われるようになったおせち料理。つめられている料理にもそれぞれに縁起の良い言われがあり、一の重には祝い肴、二の重には焼き物など、重によって何をつめるのかも決まっています。
また、重の数によってもつめるものは異なるので、注意が必要です。それでは、四の重には一体どんなものをつめるのでしょうか?

与の重(四の重)には何をつめれば良い?

おせち料理の与の重(四の重)につめる料理は、重箱の重の数や地域によってさまざま。今回は四段重だった場合を例にとり、与の重(四の重)につめる料理とされているものをご説明いたします。

酢の物や和え物をつめる

紅白なますや花レンコン、たたきごぼう、小肌粟漬けなど、酢の物や和え物などをつめます。
紅白なますは平安や平和を願う意味があるとされているので、おせち料理に欠かせません。
見た目も鮮やかなおめでたい料理です。さっぱりした後味は箸休めとしても丁度良く、日持ちもするため、どこの家庭でもおせち料理として用いられているようです。酢以外に砂糖を少しと醤油を少々入れると、味がぐっと引き立ちます。

山の幸などの煮物も欠かせない

出典:Shutterstock

里芋や人参、たけのこ、椎茸など、山の幸を煮たものをつめることも欠かせません。
子孫繁栄の縁起を担ぐ食べ物とされている里芋や人参などの根菜を、だし汁や酒、砂糖、しょうゆ、みりんなどで煮た煮物は、子供からお年寄りまで食べやすい料理です。
また、たけのこは、すぐに成長するところや、天にむかって真っすぐ伸びる姿にあやかって、子供の成長や出世を願う意味もあります。

地域によってつめる順番が違うので注意

これまでおせち料理の与の重(四の重)につめる料理についてご説明してきましたが、地域によってつめる料理の順番は異なります。
特に、一の重以降が入れ替わることが多く、一概にこの順番が正しいとは言い切れません。細かい重の順番は、近所の方や親や親戚に聞くなどしてみるのも良いと思います。また、おせち料理につめる料理に関しても、地域によって違うことがあります。

おせち料理は、田畑の実りや豊作をお祈りして食べる祝い膳と、庶民が日常的に食べている家庭料理が融合したものです。お正月の三が日に火の使用を避けるという意味もあるので、おせち料理にはなるべく日持ちする料理をつめるようにしましょう。
すべての料理を手作りする時間がないという方は、何種類か手作りし、あとは購入して盛り付けるなどしてみてはいかがでしょうか。

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