こどもの日に食べる料理には、ちまきやかしわ餅がありますが、そもそもちまきとかしわ餅をこどもの日に食べる理由は何でしょうか?
また、こどもの日は端午の節句ともいいますが、なぜ端午の節句というのでしょうか?
今回は、端午の節句の由来やちまきとかしわ餅を食べる由来、こどもの日にちなんだ簡単アレンジ料理などをご紹介します。

中国と日本のコラボで生まれた端午の節句

5月5日はこどもの日で端午の節句ともいいますが、端午の節句は五節句のひとつで中国から伝わってきました。
元々中国には季節の変わり目を意味する節という考えがあり、奇数月の奇数日に災いを避け、同時に旬の植物から生命力をいただくことで、無病息災を願う行事を行っていました。
日本でも古来から季節の変わり目に節供と呼ばれる神様へのお供え物をしていましたが、この日本の行事と中国から来た行事が融合し、奈良時代以降は五節句に宮中行事が行なわれ、端午の節句も5月5日に宮中で宴が執り行われるようになりました。
その後、武家文化が盛んだった室町時代から鎌倉時代にかけて、「強くたくましく育つように」という願いを込めて、端午の節句に兜や武具を飾るようになります。江戸時代には江戸幕府によって式日に定められ、男の子の健康を祝う日として一般にも定着していきました。

中国の英雄を偲んで食べたちまきがこどもの日の定番に

出典:Shutterstock

その昔、中国の楚の王の側近の政治家に屈原という名前の者がいました。屈原は正義感に溢れ、国を誰よりも愛していたので多くの人々から慕われていました。
しかし、屈原は策略に巻き込まれ地位を失います。国を追われる事態になり、5月5日に川に身を投げて亡くなりました。楚の国の人達はこれを大変悲しみ、川に小船を出して魚が屈原に近づかないように太鼓を鳴らしたり供物を流したりしたそうです。しかし、供物は屈原に届かずに悪い龍に食べられてしまったので、もち米をれんじゅの葉で包んで五色の糸で結んで投げ入れました。
この物語に由来し、屈原の命日である5月5日にちまきを作って災いを祓う風習が生まれたのです。その後、五節句とともに日本に伝わり、災いを祓い子供の健康を願って、端午の節句にちまきを食べる風習となりました。

日本古来の風習から生まれたかしわ餅

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日本では、古来より神様へのお供え物を盛る器に柏の葉をのせていました。柏の木は落葉樹なので、新しい葉の芽が出るまで古い葉が落ちません。そのため、「無事産まれるまで親は健在」「こどもが途絶えない」ということから、子孫繁栄の意味が込められるようになりました。
その後、江戸時代には端午の節句に柏餅を食べるようになります。端午の節句の認知が広がるにつれ、かしわ餅を端午の節句に食べる風習も広がっていきました。

誰でも簡単!アレンジ料理2種

■ちまき風炊き込みご飯

1. まず人参をイチョウ切りにします。
2. 椎茸とチャーシューを千切りにして葱を小口切りします。
3. チャーシューと葱を軽く炒めます。
4. 1合ずつの米ともち米に、具、みりん、醤油、砂糖、オイスターソースを合わせたものを炊飯器に入れて炊き上げます。

簡単にちまき風炊き込みご飯が出来上がりますよ。

■簡単♪子供に喜ばれる鯉のぼりちらし

1. 市販のちらし寿司の素を使用してちらし寿司を作ります。
2. ちらし寿司を鯉のぼりの形にするように作ります。このとき長方形の型があれば便利です。
3. 顔の部分を残して身体の部分に錦糸卵を散りばめます。
4. きゅうりとソーセージを半円形に薄く切って、鱗に見立てて鯉のぼりの身体の部分にのせます。
5. 目は輪切りにしたゆで卵に丸く切った海苔をのせて、細く切った海苔を口の形にしてのせます。

とても簡単に作ることができるので、ぜひこどもの日にお子様と一緒に作ってみてくださいね!

いかがでしたでしょうか。本来端午の節句は旧暦の5月5日ですが、旧暦の5月5日は春先のまだまだ肌寒い日もある時期なので、体調を崩し易い時期でもあります。そのような時期だからこそ、子供の健康を願う行事が生まれたのでしょうね。ぜひ、ちまきやかしわ餅を食べて、しっかりと子供の健康を願ってください。

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