おせち料理とは、一年の始まりを祝って正月に食べる料理のことです。おせち料理はさまざまなメーカーから数多くの品が販売されていますが、それらの中から単に好きなものだけを選べば良いというわけではありません。

おせち料理では、「3」や「5」などの奇数の品数をつめるのが良いとされています。これは、日本に古くからある「陰陽道」の考え方に基づくもので、奇数の数字が縁起が良いとされているからです。
また、2で割り切ることのできる偶数は2つに分かれることから、縁起が悪いことの象徴とされ、お祝い事にはふさわしくないとされています。

欠かしてはいけない品、つめるべき品数まで、おせち料理には細かなルールが存在するのです。そこで、おせち料理につめるべき縁起の良い料理を、縁起が良い7品分厳選してご紹介していきます。

おせち料理の定番「かまぼこ」

お重の中でひときわ存在感を放つ紅白かまぼこ。紅白の色合いには、ただ華やかなだけではなく意味があります。白は神聖で穢れがないという意味、紅は魔除けや厄除けの意味が込められているのです。
また、並べ方にも細かいルールがあり、右には紅色、左側には白色のかまぼこを並べます。松葉や市松、菊といった飾り切りを施せば、より一層おせちを豪華に彩ることも可能です。

長く幸福が続く事を願う「ごぼう」

ごぼうは、長い間地面の中に強い根を張ります。そのため、「長く幸せが続いてくれるように」との願いが込められた食材として、おせちにも使われています。
おせち料理として登場する「たたきごぼう」の作り方は、身が柔らかくなるまで煮たごぼうをめん棒などで叩き、身を縦半分か4等分に切ります。調味料で和えたごまを最後にまぶせば出来上がりです。簡単なので、忙しい年末にも助かりますね。

豊作祈願「田作り」

イワシを醤油や砂糖、みりんで甘く炊いて作る、田作り。イワシを肥料として使った畑で多くの作物がとれたことから、「豊作祈願」の意味を込めておせちにも入れられるようになりました。

ちなみに、田作りの取り扱いには地域差があり、関西地方では田作りの代わりに「たたきごぼう」を用いる風習もあるそうです。たたきごぼうは、大地に強く根を張るごぼうの特性から、「揺るぎない安定した基盤」の象徴とされています。
また、「家内安全」の願いも込められているようです。

喜びを表す「紅白なます」

なますは魚介類と大根、ニンジンを細く千切りにしたものをお酢で和えた料理です。色は紅白で、紅色は喜びを、白色は穢れのない清浄を表しています。
大根は根を地面に強く張ることから、家族の土台が整うという意味も込められています。

出世を願う「ブリの焼き物(地域によっては照り焼き)」

ブリは、成長段階によって、ワカナゴからワカシ、ワカシからイナダ、イナダからワラサと、成長するたびに呼び名が変わるため、出世魚と呼ばれています。そのため、ブリには、「立身出世」「成功」という意味があるのです。

商売繁盛の祈りが込められた「鯛の姿焼き」

鯛の「たい」は「めでたい」に通ずることから、縁起物の代表格とされています。縁起のいい紅色であることからも、お祝い料理にふさわしい魚です。
また、鯛は恵比須様が持っている魚であることから、「商売繁盛」の願いも込められています。

金銀財宝を表す錦玉子

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