大人も心待ちにしているお盆。お盆休みのカレンダーを確認しながら、お盆とはどんなものかについて学んでいきましょう。また、地域にはどんなお盆の風習があるのかも知っておきましょう。

2017年のお盆休み

2017年の休暇カレンダーを見ると、お盆休みは、8月11日(金)~8月16日(水)の6日間になる会社が多くなることが考えられます。お盆休みは、一般的に8月13日~8月16日の4日間を指します。2016年から、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨として、新たな国民の祝日となった「山の日」が、2017年は金曜日に当たるため、お盆休みは、祝日、土日、お盆を合わせて6日間となるようです。

一般的な企業のお盆休みは6日間ですが、銀行や郵便局、公務員などは、お盆休みの設定がありません。そのため、山の日と土日の3連休となります。夏季休暇などの取得で個人的に申請すれば、長期休暇も夢ではないでしょう。企業によっては、17日(木)、18日(金)を休みにすれば、ゴールデンウィーク並みの10連休という大型連休を取ることも可能です。

お盆とは

お盆は正式には「盂蘭盆会」と呼ばれています。先祖や亡くなった人たちが苦しむことなく成仏してくれるようにと、子孫が霊を供養する期間のことを指しているのです。
日本では、推古天皇の時代に初めてお盆行事が行われたといわれています。地域の風習や宗派などによってその内容はさまざまですが、一般的には、先祖の霊が家に帰ってくると考えられています。

お盆の入りの13日夕方に迎え火を焚いて先祖の霊をお迎えし、お盆の期間中に僧侶の読経や飲食で供養を行い、16日の夕方に送り火を焚いて先祖の霊をお見送りするというのが一般的です。
49日法要が終わってから初めて迎えるお盆は、初盆、新盆などと呼ばれます。家の門口やお墓に白一色の提灯を立て、特に厚く供養するという風習があるところが多いようです。
夏祭りの定番として盆踊りがよく知られていますが、地獄での受苦を免れた亡者たちが喜んで踊る様子を模したものであるとされています。

旧盆の意味と理由

旧盆とは、最も伝統的なお盆の期間の考え方で、旧暦の7月15日である中元説を基準として行われるものです。お盆はもともと旧暦の7月13日~7月15日の3日間で行われていたものですが、明治6年に太陽暦が採用されたことによって、東京や都市部の一部では、新暦に従い7月にお盆を行うようになりました。

現在でも、東京都や地方の一部都市部では7月15日前後に、沖縄では、旧暦の7月15日前後の旧盆に、全国的には、月遅れの8月13日~8月16日の月遅れのお盆というように、地域によってお盆の期間が異なることがあります。
旧暦の7月15日は、新暦の8月7日~9月6日の期間の中で変動するため、旧盆でお盆の行事を行う期間は、年によって変わることがあります。

地域で変わるお盆の風習

祖先の霊を祀る行事の内容は、地域によって特色あるものとなっています。
なかでも長崎の精霊流しは、全国的にも有名です。毎年8月15日に初盆供養をする家の人々が、精霊船と呼ばれる船に霊を乗せ、流し場というところで水に流す風習です。古くから南蛮貿易などで栄えた長崎らしく、大量の爆竹やロケット花火、手持ち花火などを用いて供養する風習も残っているようです。

観光スポットとしても人気の石川県金沢市では、お盆の際にキリコと呼ばれる機と紙でできた箱型のものの中にろうそくを立てて火を灯します。そしてそれをお墓の前に吊るすのです。キリコは持参した人の名前がわかるようになっていて、誰が墓参りをしたのかが一目でわかるようになっています。

お盆や旧盆の意味や由来、地域によって異なるお盆の期間や風習など、日本ならではのお盆の文化を理解することができたでしょうか。長期休暇を取得して海外旅行などに出かけるのもいいですが、本来のお盆の意味を理解して、ご先祖の供養を忘れないようにすることも大切です。

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