テーブルマナーは、国や文化、料理の種類によってさまざま。細かいルールがあるので、いつまでたっても自信が持てないものですよね。そこで今回は、和食をいただくときのお箸や器の置き場所を解説します。

テーブルマナーが必要な理由

テーブルマナーと聞くと、なんだか形式にとらわれていて自由がなく窮屈なもの、と思ってしまう人がいるかもしれません。テーブルマナーは、食事の席を窮屈なものにするためにあるのではありません。むしろ、自由に楽しくおいしい食事をたのしむために考えられたものです。

もしもテーブルマナーがなかったら、誰もが勝手気ままに食べ、自分の食べるものと他の人が食べるものの境界線もなくなってしまいます。そんなめちゃくちゃな中で、どんなにおいしい料理が出てきたとしても、味わって食べることができるでしょうか。
テーブルマナーがあるおかげで、誰もが快適に食事ができるのです。テーブルマナーは、食事をよりおいしく食べるためにあります。また、他の人と一緒に食事をするときに、お互いに不快にならないよう、また他の人に迷惑がかからないようにするための共通ルールと言えるでしょう。

お箸・器の置き場所

お箸と器の置き場所について説明します。手前に箸置きを置き、その上にお箸を置きます。次に、左側に主食であるごはん、その右側に一汁のお味噌汁あるいはお吸い物を置きます。奥に主菜を置き、小鉢などの副菜は主菜と主食の間や主菜と一汁の間などに置きます。

懐石料理のように一品ずつ出される場合は、盛り方や器を楽しめるように置きます。食べるときには、器を持って食べるのが基本です。ただ、大きい器や横に長いお皿が出てきたら、無理に持つことはありません。テーブルに置いたまま、お箸で食べましょう。
食べ終わったら器は元の場所に戻します。お箸は箸置きに置きましょう。両手でゆっくりとおくと上品です。お椀にふたがあるときは、元の通りにふたをします。このとき、柄が揃うように置くのがマナーです。

置いてはいけない場所

お箸や器を置いてはいけない場所について説明します。基本的に、一緒に食事をしている他の人が不快に思うような場所には置かないようにしましょう。そのほか、置いてはいけない場所というのは、元の場所ではないところです。膳として一人分ずつ出されている場合、他の人の膳やテーブルの上に置くことはマナー違反になってしまいます。
また、お箸の使い方にも気をつけましょう。他の人から見て、不快に思われたり下品に見えることは避けるべきです。お箸は、ご飯の入っているお茶椀の上に立てて置くことは陰膳ではないので避けます。突き立ては厳禁と覚えておきましょう。
それから、渡し橋といってお箸を器の上に渡すことも、行儀の悪いことといわれています。お箸の使い方には、忌み嫌いの箸の使い方というものがいくつかあるのです。周りを不快にさせず、楽しく食べることがテーブルマナーの基本ですよ。

箸置きがない場合

お箸は、箸置きの上に置くのがマナーです。けれど、箸置きがない場合もあります。そんな時には、ご膳の端を利用しましょう。お箸の先が、テーブルの上や膳の内側に直接ついてしまうことを避けることができます。
割り箸などで箸袋に入っているものなら、箸袋を箸置きとして使いましょう。三等分に折って、山を作ったその上に置くだけでもよいです。また、箸袋を細長く折ってから、一度結びを作ってその上に置きます。箸袋を折って、四角い箸置きにする方法もあります。なかには、折り紙を折るように鶴の形を作ってお箸を置く人もいます。このように、箸置きがないときは、箸袋で作ってみても良いでしょう。

お箸と器の置き方について解説しましたが、いかがでしたか?さりげなく正しいマナーで食事をする姿は、印象の良いものです。しっかり覚えて堂々と和食をたのしんでくださいね。

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