土用の丑の日にはうなぎを食べるという習慣があります。うなぎを食べる日というのは知っていても、土用の丑の日の意味やなぜうなぎを食べるのかはあまり知られていません。

1. 土用の丑の日とは

出典:shutterstock

土用の丑の日というのは夏のイメージですが、実は春夏秋冬すべての季節に存在していて1年に何度か訪れます。世間一般で言われる土用の丑の日は、夏の土用の丑の日を指しています。毎年日にちは異なりますし、その年によって土用の丑の日が1回の時もあれば、2回の時もあります。

丑の日は干支に由来しています。干支は毎年変わり、日にちを数えるのにも使われています。カレンダーによっては、日付以外にも干支が書かれている物があり、それを見れば土用の丑の日がいつなのかすぐにわかります。干支は12支なので暦に当てはめた場合は12日ごとに数を数えます。つまり12日に1回は丑の日を迎えることになります。

2. 土用の由来

出典:Pixabay

土用の由来には暦が関係していますが、日本の暦は中国の五行説からきています。五行説というのは木、火、土、金、水の5つの元素を元にしており、春は木、夏は火、秋は金、冬は水というようにそれぞれ四季に合わせて考えられます。しかし日本の四季は4つしかないため、五行に当てはめた時に土だけが余ってしまいます。

そこで、余った土をどうにかしようとなった時、土はすべての季節に存在しているため季節の変わり目となる立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用の日としたのです。つまり土用の丑の日は四季それぞれに存在しているということになります。

3. 季節ごとに設けられている土用の丑の日

出典:Pixabay

土用の丑の日は夏と考えるのが一般的ですが、先にご説明したように季節ごとに設けられています。季節ごとの土用の丑の日は18日間ありますが、土用に入る日を土用入り土用の最終日を土用明けとしています。

土用の丑の日はその年により日付は変わり、2016年の夏の土用の丑の日は1回のみでした。2017年は土用の丑の日が全部で6回あります。春と夏がそれぞれ2回ずつ、秋と冬は1回ずつとなっています。

4. 土用にしてはいけないこと

出典:Pixabay

土用の丑の日にはうなぎを食べるのが習慣となっていますが、これはうなぎを食べると夏バテをしにくいからという理由があります。
この習慣は江戸時代から続いています。江戸時代に活躍した万能学者の平賀源内は、知り合いのうなぎ屋が夏にうなぎが売れないことを悩んでいるのを知り、土用の丑の日にはうなぎを食べる日と皆に広げたことが始まりだったと言われています。このようにしてうなぎを食べる日となりましたが、土用の丑の日にはしていけないことがあります。

土用の丑の日にしてはいけないのは、土いじりです。土用は五行説の土にあたり、土公神という神様にあやかっています。土用の期間中は土に土公神が宿るため、土いじりをするのは神様に失礼になることから、土用の期間中の土いじりはNGとされているのです。この考えをもとに、春の土用が過ぎてから土を耕し、夏の土用までに田植えを終え、秋の土用までに収穫を終えるのが目安となっています。

土用の期間中は庭の土をおこしたり、建物を建てる時の土台作りをしたりという作業も避けられてきました。これは昔から伝わる風習で、死者を埋葬する時に土を掘り起こすのも厳禁とされ、邦良親王を埋葬する際にも土用がすぎるのを待ってから埋葬したという記録が残されています。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連する記事

三が日はおせちで!料理ごとの日持ち具合を知ろう

おせちは、三が日で食べ切ることを想定して重箱につめられるものです。料理によって日持ちが異なるので、保存や調理…

やすフォー / 584 view

お正月が終わっても楽しめる!おせちリメイク術

おせち料理は多めに作ることが多いので余ってしまって困ったことはありませんか。余ったおせちをリメイクして、お正…

やすフォー / 390 view

おせち料理の品数にも意味がある!縁起の良い7品

おせち料理には定義があり、品ごとに由来や意味もあります。また、つめる品数も決まっています。今回は縁起が良いと…

フラミンゴ / 4096 view

関連するキーワード