秋には十五夜があるのを誰でも良く知っていますが、聞いたことはあってもどういう意味なのか知っている人はあまり多くありません。十五夜の基本事項を紹介します。

1. 十五夜とは

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十五夜は一言で簡単に言うと満月です。満月を表す言葉は、他にも中秋の名月や芋の名月という言い方もあります。中秋の名月は秋の真ん中の満月のことで、芋の名月は、芋類が秋に収穫の時期を迎えることから月に収穫を感謝する意味で、芋の名月と呼んでいます。

中秋の名月も芋の名月も秋だけのもので、十五夜は年に12回ありますが閏年の時は13回あります。夜空に浮かぶ月は日々その姿を変えています。これは月の満ち欠けと呼ばれますが、月の満ち欠けのスタートとなる新月からまん丸い姿を見せてくれる満月までになるのに15日間かかります。新月から数えて15日目の夜に満月となることから、十五夜と言われるようになったのです。
1年の中でも月が一番綺麗に見えるということから厳密には旧暦の8月15日を十五夜としていますが、その年により旧暦の8月15日は日付が変わるので、十五夜の日も変わっていきます。

2.すすきが使われる理由

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十五夜にはお月見をします。お月見をする時はすすきと団子をお供えしますが、なぜすすきが使われるのでしょうか?
そもそもお月見というのは、秋の収穫を無事に終えたことを神様に感謝する行事でした。その年の収穫を無事に終えたことに感謝するとともに、来年の豊作を祈る意味も込めて十五夜にお月見をします。本来であれば稲穂をお供えしますが、既に稲刈りは終わっているため、その時期にある稲穂によく似たすすきが使われるようになったのです。

お月見をする時は、すすきに神様が降臨すると言われていることから、すすきは1本だけお供えします。すすきを切ると切り口が鋭く尖るため、魔除けとしての意味もあります。来年の豊作を祈る時、すすきが魔除けとなり豊作をもたらしてくれると考えられていたのです。

3.浴衣を着てさわやかに

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お月見をする時は浴衣を着てみてはいかがでしょうか。自宅でのんびりとお月見を楽しむのも素敵ですが、全国各地でお月見イベントが開催されていますので、イベントに浴衣を着て参加するのもおすすめです。
そんな時には簡単に着られる浴衣が便利です。お月見をする中秋の名月はその年により日付が変わるので、まだ暑さが残る9月中旬にお月見をする場合は、涼しげな浴衣がピッタリです。少し肌寒い時期は足袋を履いたり、ショールを羽織ったりもできますので、気温に合わせてアイテムを追加するのも良いでしょう。

浴衣を着る時は帯が欠かせません。浴衣の着付けも帯の結び方もネットで検索すれば動画で確認できます。今は浴衣の種類も増えていて、簡単に着られる浴衣や帯を巻いたら後ろにリボンの飾りを差し込むだけで簡単にリボン結びに見えるタイプなどもあるので、自分で挑戦してみましょう。
どうしても無理という場合は、浴衣をレンタルしているショップなどで浴衣を借りる時に着付けをしてもらうこともできます。浴衣を着るだけで雰囲気が良く気分がアップするので楽しいお月見ができます。

4.お供えに使う月見団子

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お月見をする時はすすきと一緒に、月見団子をお供えします。お月見は平安時代に行われていた月見の祭事が時代とともに形を変え風習として今に伝わっています。当時は月に感謝し祈りを捧げる時に、里芋をお供えしていました。江戸時代に入り、団子とすすきをお供えするのが定着してきます。
お月見は秋の収穫に感謝するという意味も込められているため、お米で作った上新粉をで作る団子をお供えするのが良いとされていました。

お月見をするのは旧暦の8月15日の十五夜です。そのためお月見には15個の月見団子を用意しお供えするのが一般的です。旧暦の9月13日・十三夜には13個の月見団子をお供えします。

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