洋食レストランで食事をする時にテーブルマナーがあるように、和食を食べる時にもマナーがあります。和食の食べ方について詳しく解説します。

1. 食べ方のマナー

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日本人が好んで食べる和食。意外と食べ方のマナーを知らないことが多いかもしれません。まずは食べ方の基本事項をしっかり覚えておきましょう。

和食は懐石料理以外ほとんどが一つのお膳に乗って出されますが温かいものだけ後から運ばれてくることもあります。基本的に蓋が付いている物は最初に蓋を取って、蓋は膳の横に裏返して置いておきます。

割り箸が付いている場合、割り箸は上下に開くよう横向きに持ち、静かに割ります。縦に持つのはNGです。割り箸に袋が付いている時は、袋を折り箸置き代わりにします。袋がない場合は、膳の縁に箸先をかけるように置いてください。

膳で運ばれてくる和食は、左側に味の薄い物、右側に味の濃い物が載っています。左側の味が薄い物から食べるようにするといいでしょう。一つの料理だけを食べ切るのではなく、全体にまんべんなく、ご飯と汁物は交互に食べるのがマナーです。一品ずつ料理が運ばれてくる場合は、一つを食べきってもOKです。

2.正しいご飯の食べ方

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洋食では食べる時、食器を手に持って食べるのはマナー違反になりますが、和食の場合は大ぶりの器に盛られている料理以外は、食器を手に持って食べてもマナー違反にはなりません。
平皿は置いたまま、椀や小鉢は器を手に持って食べます。ご飯を食べる時は、ご飯だけを食べるようにします。汁物の多い料理を取る時にご飯茶碗を持ったまま受け皿のようにして使うのはいけません。取ったおかずをご飯の上に乗せてから食べるのもNGなので注意してください。

ご飯を食べる時は、左手で茶碗を持ち、右手に持ち替えてから左手に持ち変えます。左手は茶碗を持ったままにして、右手でお箸を持ち上げ、左手の薬指と小指の間にお箸をはさみ、右手を添え滑らせるようにして右手でお箸を持ちます。ここで初めてご飯を食べます。
食べる時は一口ずつ食べ、茶碗に口を付けかきこんだり、大量のご飯を箸で口に押し込んだりするようなことはしてはいけません。

3.煮物の食べ方

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煮物は、蓋が付いている場合は先に蓋を外し、膳の横に裏返して置いておきます。大皿に盛られている場合は、小皿に取ってから食べましょう。個別の器に盛られている場合は、手前から食べていきます。一口で食べきれない場合は、左から小さくして食べます。汁が入っている場合は、食器を持って汁を飲んでもOKです。ただし汁を飲む時は一旦箸を置き、両手で器を持ってください。

煮物には色々な種類があり、中には食べにくい物もあります。例えば里芋などは滑りやすく、箸で切ろうとしてもなかなか切れないことがあります。こういう場合でも料理に箸を突き刺すのは厳禁なので注意しましょう。切れないからとそのままかじって、残りを器に戻すのもいけません。一口で頬張るのもマナー違反です。慎重に小さく切り分けて食べましょう。

4.汁物はどう飲むべき?

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汁物の正しい食べ方も覚えておくと安心です。まず汁物は蓋が付いていることが多いので、先に蓋をとります。この時片方の手で椀を抑え、もう片方の手で蓋を取り水滴がたれないよう注意しながら、裏返して膳の横に置いておきます。

椀は一旦左手で持ちますが、汁を飲む時は両手で器を持ちます。具材が入っている場合は、箸先で具材を抑えながら汁を飲みます。具材を食べた後は箸は必要ないので一旦箸置きに置いて、椀を両手で持って汁を飲みます。

ご飯と味噌汁やお吸い物などの汁物は、一口ずつ交互に食べるのが基本です。先に味噌汁だけを飲み切ったり、ご飯だけを食べきったりするようなことは避け、全体のバランスを見ながら食べていきます。また椀や食器を手で持つ時は、一旦お箸を置きます。椀を手に持ち食べ始める場合は、先に椀を持ち後から箸を添え持つのがマナーです。

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