おせちは伝統的な日本料理というイメージの強いものですが、和風に限定されているわけではありません。洋風や中華など、意外と知らないおせちの種類と魅力を紹介しましょう。

和風

おせち料理は、お正月の伝統的な日本料理として長い歴史をもつものです。現代では、ネットや雑誌などで洋風や中華、和洋中折衷、オードブルなどさまざまな種類のおせちが紹介されていますが、古い伝統を重んじた和風おせちには根強い人気があります。

和風おせちには、家庭の幸せや繁栄を願う意味のある食材がふんだんに使用されています。
子孫繁栄にちなんだ数の子、喜ぶを意味する昆布巻き、長寿を意味する海老など、ひとつひとつの食材に込められた願いや思いを感じながら趣深く味わえるものです。
祝い肴や焼き物、煮物や酢の物などをお重に詰めて供される昔ながらのおせちは、落ち着いて1年を始まりを祝うにはピッタリの料理となるでしょう。普段はなかなか味わうことができない老舗料亭などが手掛ける味自慢のおせちを楽しめるのも大きな魅力となっています。

洋風

本格的なフレンチやイタリアンなどのシェフが腕を振るった洋風おせちも人気があります。伝統的な和風おせちは、日本のお正月にピッタリなものですが、伝統を重んじるあまり、苦手な食材や料理が多くて食べづらいという意見もあります。保存食としての意味合いがあり、濃い味付けでシンプルに調理しているため、どうしても塩辛さや甘さ、酸っぱさが際立ってしまいます。特に、子どもや若者は加熱することのない昔ながらの食材に飽きてしまうこともあります。
そこで登場したのが洋風おせちです。ローストビーフやスモークサーモン、テリーヌやラザニアなど、洋風レストランで並ぶメニューが多く、シャンパンやワインなどの洋酒に合わせることができるのも人気の理由となっています。
お重に詰めるだけでなく、平皿でオードブルのように気軽に食べることができるのも魅力と言えるでしょう。

中華

色どりが華やかで盛り付けも美しい中華風おせちにも高い人気があります。
中華料理というと大皿料理を回転テーブルを使ってシェアするイメージがありますが、おせちでも、チャーシューやエビのチリソース、シュウマイやザーサイ、魚の中華あんかけやカニ爪フライなど、豊富な中華定番メニューを堪能することができます。
日本酒やビールなど、どんなお酒にも合うだけでなく、胡麻団子や杏仁豆腐など、中華ならではのデザートもあり、お子さんが好むメニューがたくさん入っているのも魅力です。年始の挨拶で訪れるお客様にも、新鮮な感動を与えることができることでしょう。
中華だけでは飽きてしまうという場合には、和風や洋風のメニューも味わえる折衷おせちを注文するのもおすすめです。

純国産使用

さまざまなジャンルでバリエーションに富んだメニューを味わえるおせちは、味や見た目の豪華さ、価格とともに、安全、安心なものかどうかも選ぶ際の重要なポイントとなります。
ボリュームがあり、メニューもバラエティに富んでいるのに価格があまりにも安過ぎるというときは、使用されている食材を疑ってみる必要があるでしょう。
腐敗した肉の使用や異物混入などで問題となった中国産を含め、海外産食材を使用している際はとくに注意が必要です。洋風や中華などだけでなく、和風おせちにも海外産食材が使用されている可能性も考えられます。安全、安心に自信があるお店は、おせち紹介ページで「中国産主原料不使用」を明記しています。
また、カビや細菌などの増殖を防ぐために保存料が使用されていたり、合成着色料が添加されていたりすることもあるため、事前にチェックすることが必要です。
最近では、原材料の産地やアレルゲンなどを全て明記するお店や、純国産素材のみでつくられたおせちを販売しているお店もあります。

お正月気分を演出してくれるおせちは、もともと日本の伝統的な料理です。昔ながらの食材に思いや意味が込められているものですが、味付けや食材から若者に好まれないこともあります。最近では、洋風や中華などさまざまな種類のおせちが紹介されているので、たまには挑戦してみてもいいのではないでしょうか。

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